妻と妊活を始めてそろそろ10か月の30歳男性です。前回は精液検査キットでまさかの「BAD」判定が出てしまいました。自分の精子がBADだったことを妻に言うのは正直抵抗がありましたが、隠すのは良くないよな・・・。と思い、伝えてきました。すると

そっかー。
まぁ、大丈夫っしょ!
と暖かい言葉をかけてもらいました。ありがとう妻よ。少し元気が出てきました。
クヨクヨしても仕方がないので、まずは何が原因でBADになったのかをハッキリさせようと決意しました。勢いそのままに、男性不妊について相談できそうなクリニックを手当たり次第に調べました。その調査結果は以下の記事でまとめています。
その中で家からも近く、先生も良さそうに感じた高田Ysクリニック泌尿器科内科さんを受診してきましたので、今回はその内容をお伝えします。
予約をする
高田YsクリニックさんではWEB予約が可能です。そのため「精液検査をしたいです」と電話で伝える必要はありません。そういうのが苦手な筆者にとっては非常に助かりました。
予約する前に精液検査の流れについていろいろと調べました。検査の流れはクリニックによっては結構違うようで、別室などで精液を採取して当日すぐに検査結果をもらえるところもあるみたいです。
このクリニックでは以下のように書かれていました。

1回目の受診時に説明を受け、2回目の受診時に精液を持参して検査をするという流れのようですね。2回行くのは面倒でしたが、クリニック内の別室で精液を採取できる自信が私にはなかったのでこちらのクリニックにしました。
筆者からのアドバイスとして、クリニックを選ぶ際には「精液を採取してから1時間以内にクリニックへ持参できる距離かどうか」を確認したほうが良いです。精子の運動率を正確に診断するためには射精から1時間以内というのが推奨されているようです。クリニックを探す際はご注意ください。
受診(1回目)
1回目の受診は説明のみということだったので保険証と財布片手に気楽に受診してきました。
窓口で「予約していた〇〇です。初診です」と伝えると問診表を渡されました。問診表をみるとちゃんと「精液検査」という項目があったので、そこに〇をして受付の人に問診表を渡しました。
するとそれを見た窓口の人は、「精液検査」に付けられた〇の部分を指さしながら

こちらの検査をされる方にはもう1枚記入をお願いしています
と別の紙を渡してきました。どうやら精液検査などの男性不妊について受診する場合は専用の問診表があるようです。内容は以下のような感じです。結構プライベートな内容です。
- 性生活の頻度、避妊状況、不妊期間
- 勃起、射精などの状態
- 幼少期の身長、ひげが生えた年齢など
- 飲酒、喫煙などの生活習慣
私の場合は上記内容に加えて、精液検査キットで精子量が少ないという判定が出たということも余白に書きました。書き終わった問診表を窓口の人に渡すと、席で待つように言われました。
待つこと20分くらいでしょうか。「〇〇さーん、診察室にどうぞー」と呼ばれました。診察室に入ると、30-40歳くらいの男の先生がいました。

精液検査をされたいんですね? 「はい」
性病検査などは受けますか? 「いいえ」
検査手順はスタッフから説明しますね 「はい」
他に何か質問ありますか? 「いいえ」
という感じでした。まぁ検査結果が出てからでないと問診もすることないですからね。体感で20秒くらいでした。
そのまま別室へ案内され、女性スタッフの方から精液の持参方法について説明を受けました。精液を採取する容器として以下のような容器を渡されました。
この容器に精液を入れ、自分の名前を書いたラベルを貼り、茶封筒にいれて持参をしてほしいとのことでした。最後に、「採取してから1時間以内には持ってきてほしい」と念を押されて説明は終わりました。
待合室に戻り、会計をすると「6,500円になります」とのこと。精液検査4,500円と書かれていましたが初診料は別なんですね。まぁそりゃそうかと思いつつ支払いをしました。
地味にありがたかったのですが、こちらのクリニックではクレジットカード払いができました。現金のみのクリニックしか言ったことがなかったので驚きました。クレカのポイントおいしいです。
1回目の受診はそんな感じで終わりました。
受診(2回目)
2回目の受診もWEB予約を利用しました。土曜はすぐに予約が埋まるので早めに予約したほうがいいですね。
家を出る前に精液を採取し、クリニックへと向かいました。電車に乗りながら、もし今荷物検査とかされたら完全に不審者だよなーとか考えていました。
クリニックに着いて窓口の人に診察券を渡すと、容器を持参してきたかと聞かれました。言葉にはしませんでしたが、「ちゃんと1時間以内に採取した精液ですよ」と目で伝えてから容器は渡しました。
容器はすぐに別室へと運ばれました。ここのクリニックではDITECT社のSMASという精子運動解析装置を使って検査をするようです。すごいのかどうかは分かりませんが、装置のサイトを見る限り、実績はちゃんとある装置のようですね。

そして待合室で待つこと50分、ようやく診察室へと呼ばれました。装置での検査に時間がかかったのか、単純に混んでいたからなのかわかりませんが、かなり待たされました。待ち時間ではかなりネガティブなことばかり考えていました。おそらく悪い結果が出ると予想していたので、もし子供ができない体だったらどうしようか、体外受精とかするのかな、妻よごめん、なんてことを50分間のうち40分くらい考えていました。
診察室に入ると、いきなり検査結果の書かれた紙を渡されました。

写真だと見づらいので表にまとめました。
検査項目 | 計測結果 | WHO下限値 |
精液量[ml] | 3.1 | 1.5 |
総精子数[百万] | 278.89 | 39 |
精子濃度[百万/ml] | 89.96 | 15 |
精子運動率[%] | 90.78 | 40 |
前進運動率[%] | 72.78 | 32 |
・・・・・あれ?
よく分かりませんが、WHOの下限値と比較すると、すごく良い数字なんじゃないでしょうか?あれ?私の精子はBADじゃなかったの?どういうこと?
2秒くらい、一人で混乱していました。混乱しているまま医師から説明を受けました。

今回の結果はこちらになります 「はい」
この結果を見る限り、全く問題ないです「はい」
何か質問ありますか? 「いいえ」
では以上となります 「ありがとうございました」
はい。どうやら全く問題ないらしいです。私の精子はBADではなかったようです。妻もブライダルチェックで問題なしだったので、子供を授かれないのは単純に運が悪かったということなのでしょうか。
重いような軽いような足取りで診察室を出て10秒くらいで窓口に呼ばれました。前回支払い済みなので会計は不要とのことです。そのままクリニックを後にしました。
精液検査をしての感想・考察

- 精液検査キットのBAD判定は何だったんだー!
- 不妊の原因は自分だと落ち込んでいた日々を返せー!
- 検査料6,500円も返せー!
と、クリニック帰りの電車で思っていました。ちいさい男ですね。
でも家に着くころにはだいぶ落ち着きました。そして、

よし、妊活がんばろう!
という気持ちになっていました。我が家に子供が授からない原因は何かはわかりませんが、少なくとも「私自身に原因がある」という可能性は極めて低いとわかり、肩の荷が1つおりました。
妻になんて伝えようかとウキウキしながらブログを書いている現在進行形です。
ちなみに、検査結果にあったWHO下限値が何だったのかよくわからなかったので調べました。この下限値は「1年以内にパートナーが自然妊娠した男性の精液所見」をもとに定められている数値のようで、この数値以上であれば自然妊娠できると考えられる数字のようです(外部サイトより引用)。
またひとつ勉強になりました。
まとめ
- 不妊期間10か月の30歳男性、クリニックで精液検査を受ける
- 初診では問診のみ、2回目の受診時に精液を持参して検査を受ける
- 精液検査の結果は全く問題なし
- 30歳男性、妻と妊活を頑張ろうと改めて決意する
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